夏が終わりました。
私にとって夏はキャンプのお仕事の夏です。


最近の私は講義やワークショップの仕事も多いけど
やっぱり子どもたちのキャンプはいい。
やっぱり自分の原点なんだなあと感じてしまいます。

相方のえのちゃんも他の仲間も、
みーんなキャンプで走りまわってます。
息つく間もないけど、
やっぱりイキイキしていますね。


一生懸命がんばるから
いろいろと起きる事件。



前回のブログを読んだらしき人から
1通のメールが届きました･･･。
今日は、夏らしくこわーいお話の投稿です。

　　　　　「やまさん、聞いて欲しいお話があります。

　　　　　私は昨年の夏、やまさんが所属する団体のキャンプに
　　　　　スタッフとしてお手伝いさせていただきました。
　　　　　前回のブログでやまさんが書いていた
　　　　　『よしえもん』とご一緒させていただきました。
　　　　　


　　　　　そのときに私は、恐ろしいものを見てしまったのです。
　　　　　友人に口で説明をしても、あまり信じてもらえません。

　　　　　写真を撮ることに成功はしたのですが、
　　　　　人に見せていいものかわかりません。
　　
　　　　　やまさんで判断していただければ幸いです・・・」


この文章で始まった、キャンプ関係の知人からのメール。
私は、悩んだ結果、おそるおそるですが、先を読むことにしました。




　　　　　「その日は、子どもたちのトラブルもあり、
　　　　　おまけに天気にも恵まれず
　　　　　スタッフ一同大変な思いをしたのを覚えています。

　　　　　次の日のミーティングも、
　　　　　いつもより長くかかってしまいました。

　　　　　明日も雨の場合はどうすべきか。
　　　　　子どもたちの体力は。
　　　　　そもそもこのキャンプの目的は何なのか。

　　　　　いろいろと話をしました。

　　　　　ようやくミーティングを終え、
　　　　　ふと時計を見ると12時をまわっていました。


　　　　　

　　　　　キャンプの裏方であるスタッフの入浴は
　　　　　ミーティングが終わってからになるのは
　　　　　やまさんもご存知ですよね。

　　　　　私は夜遅いとは思ったのですが、
　　　　　何人かの仲間と真夜中のお風呂に入ることにしたのです。


　　　　　『よしえもーん　私たちお風呂に入ってきます。
　　　　　　よしえもんはどうしますかー？』

　　　　　布団の準備をしているよしえもんに私たちがそう尋ねると
　　　　　よしえもんは、

　　　　　『用意してすぐ行くから、先に行っててちょうだいー』

　　　　　という返事。
　　　　　私たちは安心して、風呂場に向かいました。


　　　　　湯船につかり、疲れをとり
　　　　　建物の前のベンチで
　　　　　ちょっと夜風に吹かれている時に、
　　　　　誰ともなく


　　　　　『あれっ　よしえもん　お風呂に来た？』


　　　　　この質問にそこにいる人間全員が
　　　　　誰も『見ていない』と答えます。


　　　　　『おかしいな　すぐに来るって言ってたのに･･･』


　　　　　私たちは何か嫌な予感がして
　　　　　よしえもんがいるであろうはずの部屋のドアをノックしました。

　　　　
　　　　　『よしえもーん　よしえもーん』
　　　　　呼びかけても返事はありません。


　　　　　私たちはおそるおそるドアを開けました。







　　　　　部屋の灯りはついていました。
　　　　　部屋の様子は先ほどの風呂場に行く前と何も変わりはありません。



　　　　　ただ、部屋中央に横たわるよしえもんのぞいては･･･

　　　　　あの姿は今思いだしても、身の毛もよだつ恐ろしさです。
　　　　　よければ写真を添付しますのでやまさんも見てみてください。



　　　　　

　　　　　本当におそるべしよしえもんでした。

　　　　　枕もとで呼んでも、体をゆすっても目を覚まさず
　　　　　寝息を立てて、熟睡するよしえもん。


　　　　　寝ながらでも明日のキャンプをまっすぐに見据えるよしえもんに
　　　　　私は神を感じました」