電車に乗っていて、ふと気づくと眠ってしまっていました。
目が覚めると、すでにお目当ての駅に到着済。
急いでかばんを持って走り出ました。

改札を出て、待ち合わせの人に電話しようと思ったら、
携帯電話の･･･


ストラップがなくなっている・・・。


実はお気に入りのストラップ。
以前、仕事で岐阜県高山市にお仕事で行ったときに手に入れたもの。
妻とおそろいで、妻の携帯電話にも同じモノがついています。


私はショックと悲しみ。
それと、少しだけ
「妻になんと言おう・・・」

と思ってしまいました。

申し訳なさと、後ろめたさでそんな風に考えてしまいました。
その時の私の頭の中の回転はフルスピードです。

「あっ」
思い出しました。
「確か、仕事の相方が今日、岐阜県高山に出張のはずだ」
すぐに相方に電話しました。
特徴を説明して、同じストラップを買ってきてくれるように。

ひと安心でした。






しかし、数日後
相方が買って帰って来てくれたものは
私が元々持っていたモノとは
似ても似つかぬ代物だったのです。

「終わった･･･」


と思っていたところに一通のメールが届きました。
送り主は岐阜県高山市の仕事先、高山市○協の方からです。

『私達が捜索隊を結成いたします！！
　　必ずやまさんの危機を我々が救わせて？いただきます！
　　　ウルトラ警備隊が地球の危機を守るよりも？？？？
　　　　　我々にはこちらの方が早急な課題だと認識しております！！』



もう涙が出そうでした。
お言葉に喜んで甘えさせていただき、
ストラップの特徴を伝えて数日後、再度メールが・・・。

『捜索隊からご連絡でございます。
　　ご依頼いただきました今回の捜索でありますが、
　　　お探しのモノ！発見しました。
　格好といい、装飾品の配列といい、これしかない！と確信しましたので、
　　　近日中に兵庫県は姫路へ旅立たせようと思っております。　
　　　　　間違いなければ、捜索隊一同幸せでございます』


さらに数日後
職場のデスクの上には1通の封筒。
開けてみると・・・


「みぃ〜つけた」の文字が書かれた箱。


そして箱の中にはまぎれもなく
私の探し求めていた代物、
妻とお揃いのストラップが、
入っていました。

思わず奇声を上げながら踊ってしまいました。
そして、いよいよ自分の携帯電話へ装着。

「ジーーーン」
感動が胸に込み上げてきます。

お揃いだからとかだけでなく
いろいろな意味での宝物となりました。
これからはますます大切にします。

探していたストラップはコレ。


岐阜県飛騨高山地方に伝わる「さるぼぼ」と呼ばれるお守りです。
赤い布で作られたものが一般的なんだけど、
高山の朝市で寄木細工調のものを見つけ一目惚れ、購入に至ったわけです。

詳細を捜索隊に聞くところによると
一般の土産物屋さんでは売っていない、朝市のそのお店のオリジナルグッズらしく、
困難な捜索だったそうな。

本当にご迷惑をおかけしました。



飛騨高山のさるぼぼ
縁結びのお守り。

私と妻の縁はもとより、
高山の○協の方々との縁もしっかりと結んでいただきました。

このお守り、効きます!!