講演でいろいろなことを楽しく、わかりやすく伝えるのが私の仕事。
楽しく、わかりやすく伝えるのにもいろいろな方法があります。

体験学習もその一つ。
体や心で感じたことは、一番わかりやすいですもんね。

出来るだけ具体例やたとえ話をすることも方法のひとつです。
でも、たとえ話は諸刃の剣。
ひどいことになってしまうこともあるんです…。

【エピソード?】
とある大学生対象の「自然体験と環境教育」というテーマの講演会で…。

『世界ではまだまだ飢餓の国はたくさんあるんです。
世界中で毎年１５００万人以上の人が、餓死しているんです。
なかなかピンと来ないですよね。
１０分間に１機、３００人乗りのジャンボジェット機が
墜落してる計算になります。
ジャンボジェット機が落ちると速報ニュースになるのに、
毎日起こっている飢餓はほとんどニュースにはならないんですね…』

という話をしたら、講演終了後のアンケートに一枚、
『今日の講演でびっくりです。
…（中略）…
知りませんでした。
世界中で１０分間に１機もジェット機が墜落しているなんて。
ちゃんとニュースにしないとわからないですよね。
海外旅行行くの、どうしようかなと考えてしまいます。』





【エピソード?】
また、とある野外活動指導者対象の「野外活動の安全」というテーマの研修会で…
『海岸にはね、いろんな危険があるんですが、
そのひとつに「離岸流（リップカレント）」と呼ばれるものがあるんです。
海岸では、どの場所でも同じ流れのように見えますが、
場所によっては、急激な勢いで岸から沖へ流れる場所があるんですよ。
知らない人がその流れに巻き込まれると
岸に帰ろうとがんばって泳いでも全然帰れないからパニックになるんですね。
わかっていれば、岸と並行に泳いですぐ逃れられるんですよ。
離岸流がどれくらい急かというと、
場所によってはね、オリンピック水泳選手の北島康介選手が真剣に泳いでも帰って来れないくらいでしょうか…』


という話をしたら、講演終了後のアンケートに一枚、
『今日の研修でびっくりです。
…（中略）…
知りませんでした。
あのオリンピック水泳選手の北島康介選手でも溺れたことがあるなんて。
まさに河童の川ながれですよね。』






【エピソード?】
前回の私のこのブログの記事で、
両親のエンドウ豆作り合戦の話を例に出し、
『この１０月に結婚することとなりました。
将来一緒にエンドウ豆を作るかどうかはわかりませんが…』
と書いたら、

頂いたお祝いメールに一通、
『やまさん、婚約おめでとうございます。
…（中略）…
それと、エンドウ豆作りが夢なんですね。
私もエンドウ豆大好きです。美味しいのが出来たら分けてください。
美味しいエンドウ豆が出来ることを楽しみにしています』