2011年05月13日

宮城県に行ってきました。

災害支援に仙台に行ってきました。
私が行ってきたのは被災地の最前線ではなく
後方支援部隊として仙台市内のボランティアインフォメーションセンターにいました。
日本各地から集まるボランティアに
災害ボランティアセンターを紹介したり、装備などをアドバイスする役割でした。

毎日、各地の災害ボランティアセンターに
ボランティアの不足状況を確認していました。
GWを終え、どこのボランティアセンターもボランティア不足で
悩んでおられました。

そんな中、日本経済新聞から
http://s.nikkei.com/kiMTSj
の記事が出ました。

同じ兵庫県のNPOが被災地で活動していると聞いて
とても嬉しく思いました。
でも、私はこの記事にある現地の社協に関する記述はどうしても納得できませんでした。

どうして、マスコミは誰かを悪者にしたがるのだろう。


特に・・・
「社協は基本的に受け身。
そもそも社協がボラセンの設置を始めたのは2000年の東海地方集中豪雨の時から。
災害支援の歴史が浅く、現場での対応やニーズ発掘のスキルが弱い」
なんて書いてある。

そんなことはない。
確かに社協さんは災害支援の専門団体ではないけれど
普段その地域の福祉の活動をしているからこそ
知りえる情報があり
できる支援があるのだと思う。

現に、2年前の兵庫県佐用町・宍粟市の水害のとき
社協の災害ボランティアセンターで職員さんが
「○○のおばあちゃんから、まだ連絡がないねん。
最近、腰が悪いって言ってたから心配。ボランティア送りに行った帰りにのぞいて来て~」
なんて言っていた。

今回の東北大地震の社協の災害ボランティアセンターに電話しても
こんな風におっしゃる職員さんがいた。
「東北の人はみんな我慢強いから
社協に電話をかけてこずに
まだまだ、我慢してくださっている方がたくさんいるのです。
だからどんどんボランティアが欲しいのです。
どうかこの地域にボランティアを紹介してください」


外部の人も、
現地の人もみんな自分の出来る事をがんばっているのです。
誰も悪者なんていない。

Posted by やまさん at 17:59│Comments(1)
この記事へのコメント
お疲れ様でした。

そうですね~
みんながそれぞれできることをがんばっている。
記事だけを読むと知らない人がみると
変な概念もってしまいますよね。
でも、見てる人は見てる。
知っている人は知っている。

変な報道に負けずにがんばってほしいです。
ただただ、現場にお手伝いにもいけない自分ですが、
自分にできることをしっかりとそして長く続けて
いきたいと思っております。

ほなほな
Posted by TON at 2011年05月14日 12:37
 
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