昨日は一日、淡路島に行ってきました。

午前中は小学校。午後は県民局のお仕事です。
高速道路をおりると、料金が1000円！
そういえば、土日祝は1000円やったのね･･･。
得した気分です。

そのとき、以前ある人に
高速道路のことではありませんが、
似たようなことで話してもらったことを思い出しました。

それは、
子どもたちの遊び場を運営する方と話をしていたときのことでした。
「子どもたちのおもちゃを入れるカゴを買おう」
「でも、いったいどんなカゴを買おうか」
と話していました。
自主運営の遊び場は予算も限られています。
費用を安く抑えようと考えた私が
「プラスチックのかごを100円ショップでも探してきましょう」
と提案したら、その方は
「それでは全然安くつきません」
と答えられたのです。

「100円より安いカゴ･･･そんなのないよー」
と私が悩んでいたら、こう続けられました。
「自然素材で編まれたカゴにしましょう。それが一番安いはずです」
探して来られたカゴはひとつ1500円。それを10個???

納得できない私に、数日後その方は親切に教えてくれました。

「プラスチックのカゴが安いのは買うそのときだけです。
役目が終わって、処分するときにはもっともっと費用がかかります。
いや費用をかけても、きちんと元通りに処分できないかもしれません。
次の世代に、自分たちが使った後始末をお願いしてしまうのかもしれません。
お金という価値だけでなく、
それが一番高くつく代償ではないでしょうか」


高速道路の1000円均一。
道路の管理費用が安くなったから、値引きされたわけじゃない。
値引きされたところは税金が補われ、
その分、国の借金が増え、次世代に頼ることになる。
カゴの話よりも、もっと分かりやすいはずなのに
目先のことしか見れていない自分がそこにいる。

物事は長く大きな目でみないと
代償は高くつく。

そんな気がします。