2009年04月09日

ゴールの向こう側

毎年恒例の行事
チャレンジウォークが終わりました。

私の所属する生涯学習サポート兵庫が主催する
兵庫県徒歩縦断プログラムです
今年は小中学生まで39名と大人14名、リアカー7台が参加しました。

昨年度に引き続いて、また様々なドラマが生まれました。
ゴールの向こう側

昨年のチャレンジウォーク その1
昨年のチャレンジウォーク その2
昨年のチャレンジウォーク その3
昨年度の途中リタイヤ者「ななくん」は
今年度、念願の兵庫県縦断達成!!


ただ、感動しているのは、私や周りの大人の方で、
本人は「忘れ物とってきたよ」と感想もあっさり・・・。

子どもたちはそんなもんです。
思い通りの反応もせず、でもココロの中ではちゃんと感じている。
劇的なリアクションを要求してはいけません。


今年、チャレンジウォーク終了後、ひとりの参加者の声を聞きました。

「めっちゃ面白かった。参加して本当によかった。
でも、こんなしんどいことには二度と参加したくない!!」

彼は初めて参加した小学6年生。4月からは中学生です。

嬉しかった。
企画者としてこの言葉が聞きたかった。

彼にはもう次のゴールが見えているんでしょうね。
縦断ゴールの向こう側が見えたのでしょう。



兵庫県150kmを徒歩で縦断してくれたところで
何か直接人生の得になるわけではありません。
歩いたことを、どう自分の人生におきかえるかが大切なんですね。
このことを専門用語では「一般化」といいます。

彼はこのチャレンジウォーク挑戦の直前に
ひとつの挫折があったのだと、後日保護者から聞きました。
小学生時代、一生懸命やってきたスポーツなのにも関わらず、
最後は、大人の都合にも振り回され、引退試合を前に退団。
これから何を目標にがんばればいいのか悩みながらの参加だったとのこと。


チャレンジウォーク終了後
彼が最初にしたことは、
長年使っていたお気に入りのジャージを
後輩にプレゼントしたことだそうです。
お母さん曰く「行く前までは、あんなに大切にしていたジャージのに・・・」


チャレンジウォークを見事に一般化し
次の目標を見つけた彼はすごいと思う。





目標を達成できないのが「失敗」
目標を見失うのが「挫折」

昭和の名横綱 千代の富士が前人未踏の1000勝を達成したときに
記者からのインタビューで
「次の目標は何勝ですか?」
と聞かれて
「1001勝です」
と答えたのは有名なお話です。
千代の富士は小さな目標を常に立て続け、
失敗はしても挫折しないようにしていたんですね。


今回、兵庫県の縦断を達成したチャレンジャーたちに最後のメッセージ。
150kmのゴールの向こう側を見つけなければ
成功して挫折することもあるんですよ。
次の目標は何なのか、探さないとね。

子どもたちの周りの私たち大人も
目標を達成するお手伝いは出来ませんが
目標を見つけるお手伝いは出来るかもと思っています。


追伸:お時間あるときで結構ですのでチャレンジウォークの軌跡も読んでみてくださいな。
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Posted by やまさん at 16:45│Comments(0)未分類
 
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