本日、事務所のスタッフはみーんな静かです。
私がしゃべりかけても相手してくれません。
ダジャレを言ってもつっこみもしてくれません。

ただ、もくもくと作業･･･。
夜になってもまだ作業･･･。
一体一日中、何をしているのか？
それはね、

昨年、生サポからデビューしたパネルシアターのネタ作りです。
ゲームや音楽を取り入れた
ちょっと変わった体験型のパネルシアターなんですが、
もう準備が大変。

私以外のスタッフ全員でネタ作りです。
私だけ仲間外れ･･･。

作業中にスタッフの一人が
「今度、キャンプでもパネルシアター使ってみよう。
野外炊事の説明にパネル使ったら、子ども達も楽しく覚えれそうだしー」
と自分専用のネタも作りはじめました。

ここでパネルシアターを知らない人に補足説明ね。
パネルシアターっていうのは、いわば紙芝居と人形劇の中間みたいなもの。

1メートル四方の額みたいな枠のなかに、滑りにくい布が一面に貼ってあって
その布の上に、人や物を書いた絵を置くんです。
絵も滑りにくい布に書いてあって、その布同士がすべりにくいから
枠を立て掛けても、絵はすべり落ちないのです。
枠の中で絵を動かしながら、演じ手が話を進めていくわけです。



さてさて、話を戻しまして
野外炊事をこのパネルシアターを使って楽しく説明しようといき込んでいたスタッフはと言いますと･･･。

その後、鍋や軍手など炊事に使う道具の等身大の絵を書き、
パネルに並べては、あーでもない、こーでもないと説明の練習をしておりました。それはもう楽しそうにね。

しかし、その説明の練習を見た他のスタッフの一言で、見事撃沈されました。

「絵じゃなくて実物のほうが、ずっとわかりやすいよ」
「なんで、わざわざ実物あるのに、絵なの？」

私達は「指導」を仕事にしています。
でも「教える」ということに酔ってしまうと、
押し付けるばかりになってしまって
周りや参加者が見えなくなってしまうことがあるんです。
私も気をつけよーっと

ふん、私を仲間外れにするからだーい！